Japanese
English
原著
Pingranliquoseと思われる1例
Pingranliquose
秋山 尚範
1
,
多田 讓治
2
Hisanori AKIYAMA
1
,
Joji TADA
2
1住友別子病院皮膚科
2岡山大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Sumitomobesi Hospital
2Department of Dermatology, School of Medicine, Okayama University
pp.225-228
発行日 1986年3月1日
Published Date 1986/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203418
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46歳,女性のpingranliquoseと思われる1例を報告した.本症は動脈硬化症に伴う皮下脂肪織炎の1型とされ,その臨床像は下腹部から腰臀部に多発する固い皮下結節ないし皮下腫瘤であり,病理組織学的には結合組織よりなる嚢腫である.自験例は皮下脂肪織炎に罹患3年後より腰部を中心に固い皮下結節が多発し,組織学的には結合組織よりなる嚢腫を呈し,周囲の血管壁の肥厚を認めた点より本症と診断した.
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