今月の主題 内科医のための皮膚所見の診かた
内科医へのヒント
Emergency Roomの皮膚科—壊死性筋膜炎からTENまで
多田 讓治
1
,
秋山 尚範
1
,
荒田 次郎
1
1岡山大学医学部皮膚科
pp.547-549
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907414
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●皮膚病変を的確に診断し,早急に適切な治療を開始することが,その疾患の予後に大きく影響する場合は少なくない.
●壊死性筋膜炎の治療では,早期の診断のもとに①débridement,②全身管理,③抗菌薬の大量投与に尽きる.
●中毒性表皮壊死症は薬疹の最重症型である.多形紅斑やStevens-Johnson syndromeから進展することもあり,ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群との鑑別が重要である.
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