Japanese
English
原著
天疱瘡に対するステロイド間歇投与法についての一考察—岩手医科大学付属病院皮膚科の最近10年間の症例から
Intermittent Corticosteroid Therapy for Pemphigus : from Cases Admitted in the University Hospital of Iwate Medical University School of Medicine
藤田 秀人
1
,
伊崎 誠一
1
,
伊崎 正勝
1
Hideto FUJITA
1
,
Seiichi IZAKI
1
,
Masakatsu IZAKI
1
1岩手医科大学医学部皮膚科講座
1Department of Dermatology, Iwate Medical University School of Medicine
pp.151-156
発行日 1986年2月1日
Published Date 1986/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203403
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尋常性天疱瘡6例,落葉状天疱瘡2例,紅斑性天疱瘡5例の計13例のうち2例を除く11例に対してステロイドの連日投与後に間歇投与法を試みた.その結果,ステロイドの連日投与により水疱の新生が抑制され,糜爛面が乾燥化した後,ステロイドの1日投与量を変えず投与間隔をあける間歇投与法は長期に亘り皮疹の再発を防ぐ方法として,十分に推奨されるものであることが明らかとなった.
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