Japanese
English
原著
日光蕁麻疹の3例
Three Cases of Solar Urticaria
斉藤 祐子
1
,
望月 明子
1
,
水口 美知
1
,
肥田野 信
1
Yuko SAITO
1
,
Akiko MOCHIZUKI
1
,
Michi MIZUGUCHI
1
,
Akira HIDANO
1
1東京女子医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical College
pp.281-285
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203224
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20歳男,30歳男,38歳男の日光蕁麻疹3例を報告した.1)モノクロメーターテストを行った2例では,作用波長は症例1で419〜492nm,症例3で327〜507nmであった.2)全例でプロジェクターランプ照射中に膨疹を生じたことから,抑制波長はないか,あるいはごく弱いと考えた.3)症例1,3にin vitro照射患者血清皮内注射を試み,2例とも陽性を呈した.4) CH50の低下が症例1,2に,上昇が症例3に認められた.5)症例3に閾値以下の反復日光照射を試み,有効であった.
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