Japanese
English
原著
アルゴン・ダイ・レーザー療法後に生じたヘマトポルフィリン誘導体による光線過敏症
Drug Photosensitization Due to Hematoporphyrin Derivative after Argon Dye Laser Phototherapy
児島 孝行
1
,
長谷川 隆
1
,
神津 照雄
2
Takayuki KOJIMA
1
,
Takashi HASEGAWA
1
,
Teruo KOHZU
2
1千葉大学医学部皮膚科教室
2千葉大学医学部第二外科教室
1Department of Dermatology, Chiba University School of Medicine
22nd Department of Surgery, Chiba University School of Medicine
pp.1031-1035
発行日 1984年11月1日
Published Date 1984/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203149
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悪性腫瘍の治療のためにアルゴン・ダイ・レーザー療法を施行し,その際静注したヘマトポルフィリン誘導体によって発生した光線過敏症の5例を報告した.作用波長は長波長紫外域から500nm以上の可視光にまで及んでいた.個体差はあるものの,光線過敏性は1カ月ないし1カ月半持続した.同療法を実施する際には,この間,遮光,β—caroteneなどの光防禦が必要と考えられた.
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