Japanese
English
原著
表在性平滑筋肉腫の1例
A Case of Superficial Leiomyosarcoma
石倉 多美子
1
Tamiko ISHIKURA
1
1公立石川中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, Ishikawa Public Hospital
pp.67-71
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202975
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症例は53歳の男で,8年前に右下腿に本腫瘍(平滑筋肉腫)を生じ,切除後再発したものである.組織像は定型的で,真皮全層に亘って腫瘍塊があり,それは種々の方向に走る大きな束の集まりから成る.腫瘍細胞は細長く,核は先端鈍の腸詰状で異型性が強く,核分裂像も多い.胞体は豊富でアザン染色で赤染し,鍍銀染色で「箱入り像」がみられた.なお.本腫瘍のわが国における報告例(自験例を含めて30例)について集計を試みた.
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