Japanese
English
原著
壊死性痤瘡
A Case of Acne necrotica
長江 浩朗
1
,
荒瀬 誠治
1
,
重見 文雄
1
Hiroaki NAGAE
1
,
Seiji ARASE
1
,
Fumio SHIGEMI
1
1徳島大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Tokushima University
pp.681-683
発行日 1982年7月1日
Published Date 1982/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202670
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要約 症例は33歳,男.子供の頃より,顔面,背部に丘疹が多発していた.毎年冬に増悪し医治の効果なく,夏には軽快していた.初診時,上背部,顔面に小豆大前後の淡紅色丘疹が多発し,頭部,上胸部,上腕伸側にも数個認めた.ほとんどの丘疹は中央が陥凹し,黄褐色痂皮を付け,治癒後の瘢痕も混在していたので壊死性痤瘡と診断した.組織像で,表皮から真皮にかけての壊死とその周辺への小円形細胞の浸潤,血管腔に血栓をみた.
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