印象記
アメリカ研究皮膚科学会(SID)ならびに太平洋皮膚研究会(PSRC)の印象記
鈴木 啓之
1
,
鎌田 英明
1
,
古谷 和子
1
1日本大学医学部皮膚科教室
pp.776-779
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202484
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
4月の終りから5月の始めにかけて,AFCR,SID,PSRCの学会が相次いでサンフランシスコで開かれた.幸い,それらの学会に出席する機会をえたので,その折の印象をまとめてみたい.
先ず4月26,27日にわたりAFCR(American Federation for Clinical Research)が開かれた.AFCRは多くの部門に分れていて,そのうちのひとつがDermatology部門である.会場はSt. FrancisホテルとHiltonホテルで,infectious diseaseとかhematologyの部門なども同じホテルで同時に開催されていた.AFCRでの発表資格は原則的に40歳以下という年齢制限があり,それゆえ若手研究者の登龍門の趣きがある.本年は口演24題,展示発表10題が発表された.毎年,日本からの演題も数題発表されるが,今年はどういうわけか日本からの発表は1題もなかった.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.