Japanese
English
薬剤
湿疹・皮膚炎群に対するパンカルGの有用性の検討—パントテン酸カルシウムを対照としたクロスオーバー法による二重盲検試験
Clinical Study of Pancal G On Eczematous Dermatitis : Double blind controlled study by cross over method compared with Pantotenate Calcium
渡辺 靖
1,12
,
石原 勝
2
,
神保 有光
2
,
佐久間 将夫
3
,
葛西 庸子
3
,
高橋 久
4
,
竹島 真徳
4
,
滝野 長平
5
,
戸田 浄
6
,
井村 真
6
,
富沢 尊儀
7
,
西脇 宗一
8
,
北島 拓弥
8
,
野波 英一郎
9
,
堀江 直茂
9
,
紫芝 敬子
9
,
園田 民雄
9
,
本田 光芳
10
,
松窪 由美
10
,
山本 達雄
11
,
永島 敬士
12
,
伊藤 一成
12
,
横山 美保子
12
,
橘 直矢
13
1パンカルG臨床調査研究会
2東邦大学
3佼成病院
4帝京大学
5九段坂病院
6東京逓信病院
7関東労災病院
8関東中央病院
9関東逓信病院
10日本医大第2病院
11養育院付属病院
12中央鉄道病院
13東大分院
1Pancal G research group
pp.769-775
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202483
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はじめに
ビタミンB群の薬剤は多くの皮膚疾患に使用されており,なかでも湿疹・皮膚炎群に対してその有効性が評価されている.
B群薬剤のうち,パントテン酸は皮膚ビタミンとしてよく知られ,ひろく利用されているが1.2),実際臨床面においてはV.B2,V.B6,ニコチン酸アミド,パントテン酸カルシウムなどいわゆるビタミンB群の配合剤が各種皮膚疾患に対してより有効であることが数多く報告されている3〜8).
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