Japanese
English
原著
外用剤による接触皮膚炎と貼布試験成績
Patch Testing in Topical Drug Contact Dermatitis
東 禹彦
1
,
細川 宏
1
,
大久保 美和子
1
,
赤枝 民世
1
Nobuhiko HIGASHI
1
,
Hiroshi HOSOKAWA
1
,
Miwako OKUBO
1
,
Tamiyo AKAEDA
1
1関西医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kansai Medical University
pp.1059-1063
発行日 1979年12月1日
Published Date 1979/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202151
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昭和47年から昭和52年までの6年間に,外用剤による接触皮膚炎を疑った患者のうち,患者が用いていた外用剤で貼布験試を行い得たのは107例であった.それらのうら,実際に外用剤が原因となっていた症例は36例にすぎず,他の接触原が貼布験試により見い出された例が29例もあった.原因外用剤としては抗真菌剤14件,コルチコイド含有外用剤7件,殺菌消毒剤6件などが頻度の高いものであった.コルチコイド含有外用剤の貼布験試では48時間で陰性で72時間目に陽性を示したものが4件,72時間以後に陽性を示したものが1件みられた.
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