Japanese
English
原著
潰瘍形成がみられた汎発性環状肉芽腫
PERFORATING GENERALIZED GRANULOMA ANNULARE
重見 文雄
1
,
福本 洋治
1
,
桑原 章
1
Fumio SHIGEMI
1
,
Yozi FUKUMOTO
1
1徳島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Tokushima University
pp.955-958
発行日 1976年12月1日
Published Date 1976/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201667
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潰瘍を形成した汎発性環状肉芽腫の32歳,女子症例を報告した.初診時,両手背,指,足背,趾,膝蓋部に豌豆大迄の紅色丘疹が計40数個散発していた.丘疹は孤立性でほとんど中心臍窩を有し,鱗屑及び黄色痂皮が付着していた.組織検査では表皮直下にpalisa—ding granulomaがみられ,膠原線維変性病巣に接した表皮は壊死していた.
コルチコステロイド外用療法後に再燃した丘疹は受診時より小さく米粒大で,耳介にもみられ,手背では集簇し,環状に配列した.
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