Japanese
English
原著
最近のリール黒皮症における原因物質
CAUSATIVE AGENTS OF RIEHL'S MELANOSIS IN RECENT YEARS
高橋 洋子
1
,
須貝 哲郎
1
,
高木 喬
1
Yohko TAKAHASHI
1
,
Tetsuro SUGAI
1
,
Takashi TAKAGI
1
1大阪回生病院皮膚科
1Department of Dermatology, osaka Kaisei Hospital
pp.873-878
発行日 1976年11月1日
Published Date 1976/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201656
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最近2年間におけるリール黒皮症27例について,持参化粧品,タール系色素,香料系,パラベン類およびラノリン系のパッチおよび光パッチテストを施行し,タール系色素,特に赤色219号に起因するものの多いことを認めた.光パッチテスト陽性はタール系色素ないし色材化粧品で30%程度,香料系で14.3%にすぎず,リール黒皮症の発生に紫外線の関与することは意外に少ないと考えられる.なお,最近のリール黒皮症の臨床的特徴についても述べた.
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