Japanese
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綜説
統計からみた新生児の皮膚変化
THE STATISTICAL OBSERVATIONS OF SKIN CHANGES OF THE NEWBORN
肥田野 信
1,2
,
中島 忍
3
,
小林 登喜子
3
,
浅野 さとえ
3
Akira HIDANO
1,2
,
Shinobu NAKAJIMA
3
,
Tokiko KOBAYASHI
3
,
Satoe ASANO
3
1東京警察病院
2現在東京女子医科大学皮膚科教室
3東京警察病院皮膚科
pp.509-514
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201324
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新生児の皮膚変化について近年その解明を目指す研究がいくつか出現しはじめたが,統計的に扱つた論文は未だ少ない.我々はさきに1120名についての統計を一応まとめて報告したが1),その後斎藤・宗像2)による1000名について5年間休みなしに行つた精力的かつ詳細な研究が発表された.我々も引きつづき東京警察病院において観察を続けていたが,この度5年間の3257名に関するデータをまとめたのでここに報告したい.
新生児にみられる皮疹は多岐にわたるので,このうち母斑や血管腫の類は西日本皮膚科誌に詳細を発表する予定である.従つて本論文中この項に関しては簡単な数を挙げるに止めたい.なお考察は各項目につき付することにする.
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