カラーグラフ 境界領域シリーズ
新生児皮膚疾患(1)
肥田野 信
1
1東京警察病院皮膚科
pp.398-399
発行日 1971年5月10日
Published Date 1971/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204401
- 有料閲覧
- 文献概要
新生児皮層に水疱ないし糜爛をみる場合は,肛囲皮膚炎を除いては重篤な疾患が多い。ここに出した以外にも先天梅毒,新生児ヘルペス,丹毒,膿痂疹などあって,いずれも多かれ少なかれ死亡する可能性がある。検査法として水疱内客のトレポネーマ鏡検(パーカーインク法が便利),細菌培養が実地上重要なほか,非伝染性の水疱性疾患では組織学的所見が有力な参考になる。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.