Japanese
English
原著
Macrophage migration inhibition現象の皮膚科領域応用への試み
MACROPHAGE MIGRATION INHIBITION:CLINICAL APPLICATION IN DERMATOLOGY
大城 晶子
1
,
中山 秀夫
2
Akiko OHSHIRO
1
,
Hideo NAKAYAMA
2
1慶応義塾大学医学部皮膚科学教室
2済生会中央病院皮膚科
1Department of Dermatology, School of Medicine, Keio University
2Department of Dermatology, Saiseikai Central Hospital
pp.609-614
発行日 1973年7月1日
Published Date 1973/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201175
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
接触皮膚炎,皮疹部パッチテスト陽性の遅延型アレルギーの考えられる固定薬診及び皮膚炎型中毒疹のin vitroの診断法としてのmacrophage migration inhibition(MI)現象の可能性につき検討した.
抗原として,パッチテスト用アレルゲンを基準として稀釈したものを用いCytotoxicityのない濃度が得られたが,上記の抗原と血清蛋白の存在下で患者リンパ球とモルモットmacrophageを用いてMI現象を行ない,すべて陰性であつた.今後の問題としてハプテンの代謝,とくにcarrierの問題の解決が必要であると考えた.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.