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特集 最近のトピックス2013 Clinical Dermatology 2013
4.皮膚疾患治療のポイント
膿疱性乾癬に対する顆粒球吸着除去療法
Granulocyte and monocyte adsorption apheresis for pustular psorias
金蔵 拓郎
1
Takuro KANEKURA
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学
1Department of Dermatology, Kagoshima University Graduate School of Medical and Dental Sciencdes, Kagoshima, Japan
キーワード:
顆粒球吸着除去療法
,
膿疱性乾癬
,
好中球性皮膚疾患
Keyword:
顆粒球吸着除去療法
,
膿疱性乾癬
,
好中球性皮膚疾患
pp.113-116
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103624
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要約 膿疱性乾癬をはじめBehçet病,壊疽性膿皮症,隆起性持久性紅斑,Sweet病などいわゆる好中球性皮膚症と称される疾患群は従来の治療に抵抗性で難治性の症例が多い.顆粒球吸着除去療法は酢酸セルロースビーズを吸着材として,炎症組織に集積し病因となっている顆粒球・単球の除去とその細胞機能の制御を目的として開発された体外循環療法である.われわれは好中球性皮膚症に対する顆粒球吸着除去療法の有用性を報告してきた.これらの成果を踏まえ膿疱性乾癬に対する多施設共同試験を実施した.全国11施設が参加した本試験によって,顆粒球吸着除去療法は膿疱性乾癬に対して有効かつ安全な治療で,患者のQOLを改善することが確認された.この結果,本療法は膿疱性乾癬に対する治療として承認され2012年10月1日保険に収載された.
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