Japanese
English
症例報告
足蹠の膿疱で初発した好酸球性膿疱性毛包炎の小児例
A case of eosinophilic pustular folliculitis in a child started initially only with plantar pustular lesions
今井 慎
1
,
加藤 佐代子
2
,
坂元 花景
2
,
小西 啓介
2
Makoto IMAI
1
,
Sayoko KATHO
2
,
Kakei SAKAMOTO
2
,
Keisuke KONISHI
2
1京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚病態制御学
2京都市立病院皮膚科
1Department of Dermatology,Kyoto Prefectural University of Medicine,Kyoto,Japan
2Kyoto City Hospital,Kyoto,Japan
キーワード:
足蹠
,
小児
,
好酸球性膿疱性毛包炎
Keyword:
足蹠
,
小児
,
好酸球性膿疱性毛包炎
pp.227-230
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102835
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要約 4歳,女児.2か月前から足底に鱗屑,膿疱が出現.当初,掌蹠膿疱症の診断にて外用治療されていたが,軽快と増悪を繰り返していた.扁桃摘出後,一時,寛解がみられたが,その後,皮疹の再発とともに両頰部にも紅斑が出現した.好酸球性膿疱性毛包炎の診断にてインドメタシンクリーム外用後,皮疹は軽快した.好酸球性膿疱性毛包炎の小児例は報告が少なく,また,皮疹が掌蹠に限局した場合,掌蹠膿疱症との臨床的鑑別は困難であり本症も念頭に置く必要がある.
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