Japanese
English
症例報告
C型肝炎のインターフェロンα療法によって生じた汎発性(尋常性)白斑の1例
A case of generalized vitiligo precipitated by interferon-α therapy for viral hepatitis C infection
新石 健二
1
,
村田 久仁男
1
,
寺田 光宏
2
Kenji ARAISHI
1
,
Kunio MURATA
1
,
Mitsuhiro TERADA
2
1厚生連高岡病院皮膚科
2厚生連高岡病院消化器内科
1Division of Dermatology,Kouseiren Takaoka Hospital,Takaoka,Japan
2Division of Internal Medicine,Kouseiren Takaoka Hospital,Takaoka,Japan
キーワード:
インターフェロンα(IFNα)
,
C型肝炎
,
尋常性白斑
Keyword:
インターフェロンα(IFNα)
,
C型肝炎
,
尋常性白斑
pp.563-566
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102662
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要約 68歳,男性.52歳時,C型肝炎に対して,6か月間インターフェロンα(IFNα)の投与を受けた.IFNα投与5か月後より,胸腹部に白斑が出現した.尋常性白斑と診断し,PUVA療法を施行したが軽快せず,ステロイドとビタミンD3外用で治療した.その後,胸腹部の白斑は融合したが,そのほかの部位に白斑の出現はなかった.C型肝炎ウイルスが消失しなかったため,67歳時にリバビリン併用IFNα療法を再度施行した.IFNα投与4か月後より,顔面,頸部に白斑が新たに出現した.白斑の出現に,IFNα投与が関与したと考えた.
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