Japanese
English
症例報告
トニックウォーターに含まれるキナ抽出物による固定疹の1例
A case of fixed eruption due to tonic water
高野 藍子
1
,
松倉 節子
1
,
蒲原 毅
1
,
相原 道子
2
,
池澤 善郎
2
Aiko TAKANO
1
,
Setsuko MATSUKURA
1
,
Takeshi KAMBARA
1
,
Michiko AIHARA
2
,
Zenro IKEZAWA
2
1横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科
2横浜市立大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Yokohama City University Medical Center,Yokohama,Japan
2Department of Dermatology,Yokohama City University School of Medicine,Yokohama,Japan
キーワード:
トニックウォーター
,
キナ抽出物
,
固定疹
Keyword:
トニックウォーター
,
キナ抽出物
,
固定疹
pp.373-375
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102621
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要約 23歳,女性.某社トニックウォーターを含むアルコール飲料を摂取後,口囲および会陰部に強いそう痒と灼熱感を伴う浮腫性紅斑が出現するというエピソードを数回繰り返していた.当該トニックウォーターの単独投与試験を施行したところ,口囲および会陰部に同様の症状が誘発された.さらにopen application testを施行し,同製品に添加物として含まれるキナ抽出物による固定疹と診断した.
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