Japanese
English
治療
大臀筋を付着させた双葉皮弁により再建した褥瘡の1例
A case of decubitus reconstructed with vascularized gluteus myocutaneous bilobed flap
一宮 誠
1
,
安倍 吉郎
1
,
武藤 正彦
1
Makoto ICHIMIYA
1
,
Yoshiro ABE
1
,
Masahiko MUTO
1
1山口大学大学院医学系研究科皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Yamaguchi University Graduate School of Medicine,Ube,Japan
キーワード:
褥瘡
,
大臀筋皮弁
,
双葉皮弁
Keyword:
褥瘡
,
大臀筋皮弁
,
双葉皮弁
pp.86-88
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102499
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要約 78歳,女性.両腸骨稜部の褥瘡にて大臀筋弁および穿通枝皮弁での再建歴あり.今回,同部に褥瘡を再発.右側はデブリードマン施行,一次縫縮したが,左側はデブリードマンをしたところ,死腔を生じた.前回の手術歴のため,上臀動脈を含んだ大臀筋皮弁を用いた再建はできなかったため,残存した大臀筋を皮弁に付着させた筋皮弁にて再建した.自験例では,大臀筋皮弁の筋体は,上臀動脈によっては栄養されず,皮膚からの血行によって栄養されるのが特徴である.
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