Japanese
English
症例報告
ブルーライトによるphotodynamic therapyが奏効した集簇性痤瘡の1例
A case of acne coglobata successfully treated with blue light photodynamic therapy
洞口 由香
1
,
荻野 倫子
1
,
高橋 和宏
1
,
赤坂 俊英
1
Yuka HORAGUCHI
1
,
Noriko OGINO
1
,
Kazuhiro TAKAHASHI
1
,
Toshihide AKASAKA
1
1岩手医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Iwate Medical University,Morioka,Japan
キーワード:
ブルーライト
,
痤瘡
,
集簇性痤瘡
,
PDT
,
ケミカルピーリング
Keyword:
ブルーライト
,
痤瘡
,
集簇性痤瘡
,
PDT
,
ケミカルピーリング
pp.821-824
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102422
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要約 20歳,男性.ほかの治療が無効で,疼痛を有するなど,炎症が著しい顔面の難治性痤瘡に対し,ブルーライトの照射によるPDT療法を行った.その結果,照射率90mW/cm2,1回計30分照射,週1~2回の治療を行い,照射15回後には皮疹の炎症が治まるとともに,すべての皮疹が色素沈着,瘢痕のみとなった.さらに,測定した皮膚表面ポルフィリンスポット数も著明に減少した.ブルーライトによるPDT療法は,重症痤瘡に適切な治療法であると考えられた.
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