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Rinsho Hifuka Volume 61, Issue 8 （July 2007）

臨床皮膚科 61巻8号（2007年7月発行）

Japanese English

治療

尋常性痤瘡を対象としたクレンジングオイルの使用試験 A use test of cleansing oil for female patients with facial acne 川島眞 ¹ , 根本治 ² , 森川玲子 ³ , 安田秀美 ⁴ , 川村邦子 ² , 加瀬貴美 ³ , 石崎千明 ⁵ , 鈴木裕美子 ⁶ , 浅沼廣幸 ⁷ Makoto KAWASHIMA ¹ , Osamu NEMOTO ² , Reiko MORIKAWA ³ , Hidemi YASUDA ⁴ , Kuniko KAWAMURA ² , Kimi KASE ³ , Chiaki ISHIZAKI ⁵ , Yumiko SUZUKI ⁶ , Hiroyuki ASANUMA ⁷ ¹東京女子医科大学皮膚科学教室 ²札幌皮膚科クリニック ³恵み野皮膚科クリニック ⁴福住皮膚科クリニック ⁵つばさクリニック ⁶(株)資生堂品質保証センター学術室 ⁷浅沼皮膚科医院 ¹Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical University, Tokyo, Japan ²Sapporo Dermatology Clinic, Sapporo, Japan ³Megumino Dermatology Clinic, Eniwa, Japan ⁴Fukuzumi Dermatology Clinic, Sapporo, Japan ⁵Tsubasa Clinic, Tokyo, Japan ⁶Sientific Research Group, R＆D Planning Department, Shiseido Co., LTD, Tokyo, Japan ⁷Asanuma Dermatology Clinic, Chitose, Japan キーワード：痤瘡 , 化粧品 , メーク落とし , クレンジングオイル Keyword: 痤瘡 , 化粧品 , メーク落とし , クレンジングオイル pp.654-659

発行日 2007年7月1日 Published Date 2007/7/1

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101732

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要約　油分を多く含む化粧品は，痤瘡の悪化要因と考えられ，痤瘡患者にはその使用を避けるように指導することが一般的である．ところが最近，消費者に好まれるようになってきたものに洗い流すタイプのクレンジングオイルがあり，主成分に油分を使用している．そこで，クレンジングオイルを安全に使用できるか否かを確認する目的で，54例の痤瘡患者を対象に6週間の使用試験を実施した．通常の使用方法に則り，夜の洗顔時に毎日使用することとした．副作用は認められず，開始時に比べ終了時では丘疹・膿疱数は76%，面皰数も74%の患者で減少が認められ，クレンジングオイルが，痤瘡を悪化させることなく使用できるメーク落としであることが示された．