Derm.2009
沖縄の皮膚科―離島医療でのひととき
平良 清人
1
1琉球大学医学部皮膚科
pp.52
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102301
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沖縄県は周囲を海に囲まれマリンスポーツの盛んなところですが,離島を多く抱える県でもあります.離島診療をどう行っていくかは大きな課題です.今までに私が離島診療を経験したところは石垣島,宮古島,久米島,与論島,与那国島などです.石垣島には常勤の先生(八重山病院皮膚科:青木武雄先生)がいて充実した皮膚科診療ができるのですが,ほかの島には常勤医師はなく,宮古島,久米島は琉球大学から毎週日帰りで診療を行っています(早朝便の飛行機で島に行き,最終便で戻ってきます).体力的にきついのですが,離島医療の一端を担っているという充実感があります.与論島,与那国島での診療はさらに大変です.月1回の診療しかなく,1か月先を見越した診察・治療が求められています.しかし,離島でしか体験できないことも多く経験させてもらいました.
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