Japanese
English
症例報告
ゾニサミドによるtoxic epidermal necrolysisの1例―血漿交換療法と免疫グロブリン大量療法の考察
A case of toxic epidermal necrolysis successfully treated with immunoglobulin therapy
中山 由美
1
,
眞部 恵子
1
,
藤井 一恭
1
,
辻 和英
1
,
岩月 啓氏
1
Yumi NAKAYAMA
1
,
Keiko MANABE
1
,
Kazuyasu FUJII
1
,
Kazuhide TSUJII
1
,
Keiji IWATSUKI
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Okayama University Graduate School of Medicine,Dentistry and Pharmaceutical Sciences,Okayama,Japan
キーワード:
TEN
,
免疫グロブリン大量療法
,
血漿交換療法
,
ステロイドパルス療法
,
炎症性サイトカイン
Keyword:
TEN
,
免疫グロブリン大量療法
,
血漿交換療法
,
ステロイドパルス療法
,
炎症性サイトカイン
pp.277-281
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102242
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要約 54歳,女性.ゾニサミド(エクセグラン®)内服1週間後から発熱とともに全身に紅斑が出現した.ステロイドパルス療法を施行されたが無効であり,全身の紅斑・びらんが増悪し,粘膜症状も出現した.血漿交換療法と免疫グロブリン大量療法を行ったところ,瘢痕を残し,上皮化した.経過中にMRSA敗血症を合併した.本邦では過去10年にTENに対する免疫グロブリン大量療法の報告が13例あり,文献的考察を加えて報告する.
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