Japanese
English
症例報告
メタゾラミドによるToxic Epidermal Necrolysisの1例
Methazolamide-Induced Toxic Epidermal Necrolysis
田中 勝
1
,
渡辺 匡子
1
,
山崎 雄一郎
1
,
籏野 倫
1
Masaru TANAKA
1
,
Kyoko WATANABE
1
,
Yuichiro YAMASAKI
1
,
Hitoshi HATANO
1
1国立東京第二病院皮膚科
1Division of Dermatology, Second Tokyo National Hospital
キーワード:
メタゾラミド
,
toxic epidermal necrolysis
,
ステロイド
Keyword:
メタゾラミド
,
toxic epidermal necrolysis
,
ステロイド
pp.327-330
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204076
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炭酸脱水素酵素阻害剤であるメタゾラミド(ネプタザン®)によると考えられた64歳女性のtoxic epidermal necrolysisの1例を報告し,既報告例と比較検討した.メタゾラミドはtoxic epidermal necrolysisを生じる頻度の高い薬剤と思われた.この疾患の治療には,従来ステロイドが必須とされていたが,諸外国の近年の報告をみると,使用すべきでないとする報告が多い.しかし,自験例のような亜急性の経過や,その病因としての遅延型過敏症を考慮するとやはり有用ではないかと思われた.
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