Japanese
English
症例報告
高齢者の水痘再感染の1例
A case of reinfection of vericella in an elderly patient
浜野 真紀
1
,
吉澤 学
1
,
中居 賢司
1
,
大西 誉光
1
,
渡辺 晋一
1
Maki HAMANO
1
,
Manabu YOSHIZAWA
1
,
Kenji NAKAI
1
,
Takamitsu OHNISHI
1
,
Shinichi WATANABE
1
1帝京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Teikyo University School of Medicine,Tokyo,Japan
キーワード:
水痘
,
再感染
,
高齢者
Keyword:
水痘
,
再感染
,
高齢者
pp.1026-1028
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102172
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要約 81歳,男性.上行結腸癌とその肺転移がある.初診の4日前から頭痛が出現し,前日から全身倦怠感と38℃台の発熱とともに顔面,体幹,四肢に紅暈を伴う径約2mm大の小水疱が多数出現した.血液検査所見ではVZV抗体価(CF)256倍,VZV-IgM0.41,VZV-IgG1,180であった.アシクロビル750mg/日の点滴を5日間行い,皮疹は比較的速やかに痂皮化し,重篤な全身症状なく軽快した.3か月後の血液検査所見では,VZV抗体価128倍,VZV-IgM0.36,VZV-IgG468とVZV-IgGの低下がみられた.
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