Japanese
English
症例報告
両側下腿に板状硬結を呈した皮下型サルコイドーシスの1例
A case of subcutaneous sarcoidosis presented with extensive firm induration in the lower legs
藤川 沙恵子
1
,
米澤 理雄
1
,
谷岡 未樹
1
,
松村 由美
1
,
是枝 哲
1
,
宮地 良樹
1
Saeko FUJIKAWA
1
,
Masao YONEZAWA
1
,
Miki TANIOKA
1
,
Yumi MATSUMURA
1
,
Satoshi KOREEDA
1
,
Yoshiki MIYACHI
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚生命科学講座
1Department of Dermatology, Kyoto University Graduate School of Medicine, Kyoto, Japan
キーワード:
皮下型サルコイドーシス
,
板状硬結
,
トラニラスト
Keyword:
皮下型サルコイドーシス
,
板状硬結
,
トラニラスト
pp.343-345
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101425
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要約 67歳,女性.両側下腿の板状硬結を主訴に受診した.皮膚生検にて真皮上層から筋膜にかけて広範囲に非乾酪性類上皮肉芽腫を認めた.血清のアンギオテンシン変換酵素値が上昇していたが,全身検索で他臓器に病変がなかったため,皮膚サルコイドーシスと診断した.臨床像から板状硬結を示した皮下型サルコイドーシスと考えた.トラニラスト内服2か月で症状が軽快したが,自然軽快した可能性も考えられる.
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