Japanese
English
症例報告
サイトメガロウイルス単核症の1例
A case of cytomegalovirus mononucleosis
片山 美玲
1
,
東 直行
1
,
青木 見佳子
1
,
義澤 雄介
1
,
川名 誠司
1
Mirei KATAYAMA
1
,
Naoyuki HIGASHI
1
,
Mikako AOKI
1
,
Yusuke YOSHIZAWA
1
,
Seiji KAWANA
1
1日本大学皮膚科学教室
1Depertment of Dermatology,Nihon Medical School
キーワード:
サイトメガロウイルス単核症
,
蕁麻疹様紅斑
Keyword:
サイトメガロウイルス単核症
,
蕁麻疹様紅斑
pp.1093-1095
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101398
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33歳,男性.初診の約1か月前より四肢に2~3日持続する紅斑が出現した.その後拡大し,末梢血中に異型リンパ球,肝機能障害,発熱も出現した.皮疹は境界不明瞭な淡い紅斑であり,病理組織学的に真皮浅層の血管周囲に好中球を混じた小円形細胞浸潤像を示した.サイトメガロウイルス(CMV)IgM抗体陽性と上記臨床症状,および個疹が2~3日持続したことより,蕁麻疹様紅斑を伴ったCMV単核症と診断した.
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