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特集 最近のトピックス2003 Clinical Dermatology 2003
4.皮膚疾患治療のポイント
汎発性膿疱性乾癬治療ガイドライン2002
Therapeutic guidelines for the treatment of generalized pustular psoriasis (2002)
照井 正
1
,
田上 八朗
1
Tadashi TERUI
1
,
Hachiro TAGAMI
1
1東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
汎発性膿疱性乾癬
,
炎症性サイトカイン
,
好中球
,
T細胞
,
血管透過性亢進
Keyword:
汎発性膿疱性乾癬
,
炎症性サイトカイン
,
好中球
,
T細胞
,
血管透過性亢進
pp.125-130
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101244
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汎発性膿疱性乾癬の治療ガイドラインに基づく治療について解説する.汎発性膿疱性乾癬は発症頻度が低く,一施設内での治療効果の比較や病態の解明に関する研究は難しい.病因や病態に関する研究が進み,根治療法が開発されるまでには時間がかかることが予想されるので,現時点での治療の目標は患者のQOLの向上を図り,社会生活がほぼ支障なく送れることである.これを達成するには統一された診断基準と重症度分類を使って,より高い有効性とQOLの向上に役立つよう治療の見直しがされることが急務である.厚生労働省の研究班で行われた全国調査結果のもとに,昨年度“汎発性膿疱性乾癬治療ガイドライン2002”が完成した.今後,このガイドラインよる治療症例のデータが集積されることが望まれる.
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