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特集 最近のトピックス2003 Clinical Dermatology 2003
4.皮膚疾患治療のポイント
ケミカルピーリング治療指針
2001 Guidelines for chemical peeling
古川 福実
1
,
山本 有紀
1
,
松永 佳世子
2
,
古江 増隆
3
Fukumi FURUKAWA
1
,
Yuki YAMAMOTO
1
,
Kayoko MATSUNAGA
2
,
Masutaka FURUE
3
1和歌山県立医科大学皮膚科
2藤田保健衛生大学皮膚科
3九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
1Depertment of Dermatology,Wakayama Medical University
2Depertment of Dermatology,Fujita Health University School of Medicine
3Depertment of Dermatology,Gradute School of Medical Sciences,Kyushu University School of Medicine
キーワード:
ケミカルピーリング
,
美容エステ
,
美容皮膚科
Keyword:
ケミカルピーリング
,
美容エステ
,
美容皮膚科
pp.104-109
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101241
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近年,美容皮膚科分野の不適切治療が問題視されつつある.ケミカルピーリングも同様で,日本皮膚科学会としての早急な解決策が望まれていた.そのような背景のもとに,日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドライン2001が作成された.その基本理念は以下の3点に要約される.
1) ケミカルピーリングの作用機序は,創傷治癒機転による皮膚の再生が主なものであるため,皮膚科学に立脚した施術がなされなければならない.
2) スキンケア,一般的外用療法,内服療法,生活指導などの総合的な治療あるいは処置行為のなかで最善と判断されたものから,単独あるいはほかとの併用法として選択されるべきである.
3) 皮膚科診療技術を十分に習得した皮膚科専門医ないしそれと同等の技術・知識を有する医師の十分な管理下に行われるべきである.
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