Japanese
English
症例報告
ツツガムシ病の1例
A case of Tsutsugamushi disease
有川 順子
1
,
岡部 省吾
1
,
金子 健彦
1
Junko ARIKAWA
1
,
Seigo OKABE
1
,
Takehiko KANEKO
1
1同愛記念病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,The Fraternity Memorial Hospital
キーワード:
ツツガムシ
,
肺病変
Keyword:
ツツガムシ
,
肺病変
pp.370-372
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101205
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58歳,女性.2001年11月,千葉県の山林を清掃3日後より39℃台の発熱,倦怠感,乾性咳,5日後に皮疹が出現.初診時,左乳房下に紅暈を伴い,痂皮を付着した米粒大の潰瘍を認め,その周囲に淡紅色斑が散在していた.潰瘍部の病理組織学的所見で,表皮~真皮中層に壊死,血管周囲にリンパ球主体の細胞浸潤と一部血栓形成を認めた.単純胸部X線上,びまん性網状陰影を認めた.リケッチアツツガムシ抗体価上昇.ミノサイクリン200mg/日2週間の内服で皮疹,X線所見ともに改善した.
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