Japanese
English
症例報告
好酸球性膿疱性毛包炎の1例―ムチン沈着症との組織学的異同
An unusual presentation of eosinophilic pustular folliculitis
西藤 由美
1
,
陳 貴史
1
,
竹中 秀也
1
,
岸本 三郎
1
Yumi SAITO
1
,
Takafumi CHIN
1
,
Hideya TAKENAKA
1
,
Saburo KISHIMOTO
1
1京都府立医科大学皮膚科学教室
1Depertment of Dermatology,Kyoto Prefectual University of Medicine
キーワード:
好酸球性膿疱性毛包炎
,
インドメサシン
Keyword:
好酸球性膿疱性毛包炎
,
インドメサシン
pp.61-63
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101134
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55歳,女性.臨床像として両頬部に境界明瞭な浸潤性紅斑局面および孤立性紅色丘疹を認めたが膿疱は認められなかった.臨床像よりサルコイドーシスを疑い,生検を行った.病理組織学的には毛包・脂腺の周囲に好酸球を主体とした細胞浸潤や毛包・脂腺の壁破壊像を認め,好酸球浸潤は脂肪織にも及んでいた.また,脂腺の一部にムチンの沈着を認めムチン沈着症との鑑別を要した.
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