Japanese
English
症例報告
皮下型平滑筋肉腫の1例
A case of subcutaneous leiomyosarcoma
永尾 香子
1
,
陳 科栄
1
,
高 理佳
2
Kyoko NAGAO
1
,
Ko-Ron CHEN
1
,
Rika KO
2
1荻窪病院皮膚科
2日本鋼管病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,Ogikubo Hospital
2Depertment of Dermatology,Nihon-Kokan Hospital
キーワード:
平滑筋肉腫
,
皮下型
Keyword:
平滑筋肉腫
,
皮下型
pp.985-987
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100840
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77歳,男性.右鼠径部外側に生じた皮下結節を主訴に来院した.MRIにて,皮下脂肪織内に腫瘍塊を認め,皮下腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的所見にて腫瘍細胞は紡錘形で索状に増殖し,核は異型性を伴い,核分裂像や異型多核巨細胞も散見された.抗α-smooth muscle actin (αSMA)抗体陽性所見が確認されたため,平滑筋肉腫と診断し,拡大切除術を施行した.術後約1年の現在,局所再発や転移は認めない.表在性平滑筋肉腫につき文献の報告例も含めて検討を行った.
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