Japanese
English
治療
結節性黄色腫の外科的治療
Surgical treatment of tuberous xanthoma
小野寺 正征
1
,
宗内 巌
1
,
吉田 智子
2
,
杉村 知江子
2
,
高井 郁美
2
,
青山 正子
2
,
鈴木 茂彦
1
,
井川 浩晴
1
Masayuki ONODERA
1
,
Gan MUNEUCHI
1
,
Tomoko YOSHIDA
2
,
Chieko SUGIMURA
2
,
Ikumi TAKAI
2
,
Masako AOYAMA
2
,
Shigehiko SUZUKI
1
,
Hiroharu IGAWA
1
1香川医科大学形成外科
2香川医科大学皮膚科
1Depertment of Plastic and Reconstructive Surgery,Kagawa Medical University
2Depertment of Dermatology,Kagawa Medical University
キーワード:
結節性黄色腫
,
手術療法
,
高脂血症
,
泡沫細胞
Keyword:
結節性黄色腫
,
手術療法
,
高脂血症
,
泡沫細胞
pp.583-585
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100738
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症例1,45歳,男性.2年前より両膝に隆起性の腫瘤を生じた.切除生検を行い,組織標本中に線維に囲まれた泡沫細胞を多数認め,結節性黄色腫と診断した.症例2,38歳,女性.1年前より両肘,両Ⅰ趾内側,左Ⅲ・Ⅴ趾伸側,右母指伸側に腫瘤が出現した.両Ⅰ趾内側部の腫瘤が靴を履くことで物理的刺激を受け,外傷を生じるので手術となった.高脂血症に伴う2例の結節性黄色腫に手術療法を行い良好な結果を得た.一般的に黄色腫は保存的な治療を行うことが多いが,機能的問題や整容的な問題がある症例には手術療法を行う必要があると示唆された.
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