Japanese
English
症例報告
AIDSの治療により軽快した結節性痒疹の1例
A case of prurigo nodularis improved with AIDS treatment
蘇原 雅明
1
,
大塚 勤
1
,
山﨑 雙次
1
Masaaki SOHARA
1
,
Tsutomu OHTSUKA
1
,
Soji YAMAZAKI
1
1獨協医科大学皮膚科
1Depertment of Dermatology,Dokkyo University School of Medicine
キーワード:
結節性痒疹
,
AIDS
,
抗HIV薬
Keyword:
結節性痒疹
,
AIDS
,
抗HIV薬
pp.516-518
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100719
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50歳,男性.10年ほど前に韓国で風俗の女性との性交渉があった.1年ほど前体幹に強いそう痒を伴う結節性痒疹が出現,内服・外用を行うも難治であった.経過中2度目の帯状ほう疹が出現したため,AIDSを疑い検査を施行し,抗HIV抗体陽性より,AIDSと診断された.内科入院後抗HIV薬を投与し,血中ウイルス量の低下に伴い皮疹・そう痒も軽快した.抗HIV薬により皮疹が軽快した症例と考えられたため報告する.
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