Japanese
English
症例報告
右示指に生じたextraskeletal osteochondromaの1例
A case of extraskeletal osteochondroma on the right forefinger
稲見 加恵
1
,
内山 麻理子
1
,
伊藤 治夫
1
,
繁益 弘志
1
,
原田 敬之
1
Kae INAMI
1
,
Mariko UCHIYAMA
1
,
Haruo ITO
1
,
Hiroshi HANYAKU
1
,
Takashi HARADA
1
1東京女子医科大学付属第二病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,Tokyo Women's Medical University Daini Hospital
キーワード:
骨外軟骨腫
,
骨軟骨腫
,
extraskeletal osteochondroma
Keyword:
骨外軟骨腫
,
骨軟骨腫
,
extraskeletal osteochondroma
pp.469-471
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100708
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47歳,女性.2000年5月頃より臍部に発赤,圧痛が出現.初診時,臍部に径2cm大の表面乳頭状,弾性硬の淡褐色腫瘤を認めた.腫瘍マーカーCA19-9およびCA125が上昇していたため,悪性腫瘍の臍部転移(いわゆるSister Mary Joseph's nodule)を疑い全身精査を施行したが異常は認められなかった.病理組織学的には真皮下層に腺腔構造を認め,臍部子宮内膜症と診断した.腹腔鏡検査にて腹腔内にも子宮内膜症病変を認めたため,ゴナドトロピン放出ホルモン誘導体投与による治療を開始し,約1年間ホルモン療法を継続した.腫瘍はやや縮小したものの残存し,効果が不十分であったため,最終的には外科的全切除を施行した.
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