Japanese
English
症例報告
Multiple miliary osteomas of the faceの1例
A case of multiple miliary osteomas of the face
宮川 真輝
1
,
内山 麻理子
1
,
中島 静香
1
,
繁益 弘志
1
,
原田 敬之
1
,
西本 明
2
Maki MIYAKAWA
1
,
Mariko UCHIYAMA
1
,
Shizuka NAKAJIMA
1
,
Hiroshi HANYAKU
1
,
Takashi HARADA
1
,
Akira NISHIMOTO
2
1東京女子医科大学附属第二病院皮膚科
2梶原診療所内科
1Department of Dermatology,Tokyo Women's Medical University Daini Hospital
2Kajiwara Clinic
キーワード:
皮膚骨腫
,
顔面
,
多発性
Keyword:
皮膚骨腫
,
顔面
,
多発性
pp.543-545
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100197
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要約
62歳,女性.約5年前より左頬部に常色小丘疹が出現し,徐々に多発し,右頬部にも認められるようになったため,2003年7月3日に当科を受診した.家族歴は特になく,うつ状態にて通院加療中であった.来院時,両頬部に半米粒大の常色丘疹が多発し,ときどきそう痒感がある.CTでは,両側頬部の皮膚に骨化病変と考えられるhigh density areasを多数認めた.超音波検査では,acoustic shadowを伴う石灰化と同じ輝度の小結節を認めた.血清カルシウム,リンは正常範囲であった.左右頬部の常色丘疹をそれぞれ生検した.病理組織学的には左右ともに,真皮浅層から下層にかけて脂肪髄を伴った類円形の骨様構造が認められた.若干の文献的考察を行った.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.