Japanese
English
症例報告
放射線皮膚炎のステロイド外用部位に出現した扁平黄色腫の1例
A case of xanthoma after radiation dermatitis treated with corticosteroid
土井 理左
1
,
岡本 祐之
1
,
堀尾 武
1
Risa DOI
1
,
Hiroyuki OKAMOTO
1
,
Takeshi HORIO
1
1関西医科大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Kansai Medical University
キーワード:
続発性限局性扁平黄色腫
,
放射線皮膚炎
,
ステロイド局所療法
Keyword:
続発性限局性扁平黄色腫
,
放射線皮膚炎
,
ステロイド局所療法
pp.52-54
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100489
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要約 76歳,男性.数回の心臓カテーテル検査時のX線照射部位に放射線皮膚炎が生じたため,ステロイド外用薬にて治療を行っていたところ,扁平黄色腫が生じた.正脂血症性の続発性限局性扁平黄色腫は,さまざまな先行病変に続発して出現する.そのなかで放射線皮膚炎に続発して扁平黄色腫を生じた例は国内外で自験例が3例目である.発症機序として,慢性炎症に加え,ステロイド局所療法の関与が考えられた.
土井理左,他:臨皮60:52-54,2006
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