Japanese
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症例報告
クロラムフェニコール腟錠によるsystemic contact dermatitis
Systemic contact dermatitis due to chloramphenicole vaginal tablet
宇宿 一成
1
Kazunari USUKI
1
1宇宿ひふ科クリニック
1Usuki Dermatology Clinic
キーワード:
クロラムフェニコール膣錠
,
systemic contact dermatitis
,
パッチテスト
Keyword:
クロラムフェニコール膣錠
,
systemic contact dermatitis
,
パッチテスト
pp.318-320
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100453
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24歳,女性.帯下に対してクロラムフェニコール腟錠を使用し,両上肢にそう痒を伴う紅斑が出現した.皮疹は徐々に体幹部,下肢に拡大した.粘膜疹は認めず,発熱,リンパ節腫脹もなかった.血液・生化学的検査所見では異常値を示さなかった.病理組織学的所見では真皮上層の血管周囲性の小円形細胞浸潤を主体とし好酸球を混じる炎症細胞浸潤を認めた.パッチテストにてクロラムフェニコール腟錠で陽性を示したため,クロラムフェニコール腟錠によるsystemic contact dermatitisと診断した.
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