Japanese
English
症例報告
脳性麻痺の患者に発生し再発を繰り返した耳介仮性囊腫
Recurring pseudocyst of the auricle associated with cerebral palsy
南野 義和
1
,
梅林 芳弘
1
Yoshikazu NANNO
1
,
Yoshihiro UMEBAYASHI
1
1日立総合病院皮膚科
1Depertment of Dermatology,Hitachi General Hospital
キーワード:
耳介仮性囊腫
,
LDH
,
LDHアイソザイム分画
Keyword:
耳介仮性囊腫
,
LDH
,
LDHアイソザイム分画
pp.243-245
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100435
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28歳,男性.出生直後から脳性麻痺があり,左側を下にして起き上がる習慣がある.左耳舟状窩が囊腫状に腫大.トリアムシノロンを囊腫内に注入しいったんは軽快するも,再発を繰り返すため,変性した軟骨を摘除した.再発を繰り返した背景には,脳性麻痺に基づく機械的刺激が避けがたく続いたことがあると考えられる.また,耳介仮性囊腫15例の穿刺液33回分を対象とし,内容液のLDH値とアイソザイム4,5型(%)の相関係数を計算したところ,穿刺液中LDH値と4型,5型の%値には有意の相関があることがわかった.
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