Japanese
English
症例報告
背部弾性線維腫の1例
A case of elastofibroma dorsi
石渕 裕久
1
,
田村 敦志
1
,
青山 久美
1
,
岡田 悦子
1
,
石川 治
1
Hirohisa ISHIBUCHI
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Kumi AOYAMA
1
,
Etsuko OKADA
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学
1Department of Dermatology,Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
弾性線維腫
,
肩甲下部
,
群馬県
Keyword:
弾性線維腫
,
肩甲下部
,
群馬県
pp.532-535
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100194
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要約
63歳,女性.4年前に背部痛が出現し,初診の2か月前に右上背部の腫瘤に気づいた.臨床像とMRIの所見より背部弾性線維腫と診断し,摘出した.腫瘤は組織学的に細胞成分に乏しい線維性結合織と,これに混在する脂肪織からなり,elastica van Gieson染色で線維性結合織内に小球状,ないし紐状物質が黒褐色に染出された.本症は日本人,特に沖縄地方での報告例が多く,比較的まれな疾患である.
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