トピックス 小児副鼻腔炎
小児副鼻腔炎の診断法—超音波診断を中心に(X線写真と対比)
北原 伸郎
1
1公立昭和病院耳鼻咽喉科
pp.631-634
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902662
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
慢性副鼻腔炎の診断は一般的には病歴,鼻鏡所見および単純X線写真などで行われている。小児においても同様であるが,X線被曝への配慮,X線読影・撮影上の困難さなど,X線検査の問題点も少なくない。そのような背景から,安価で,安全性が高く,操作の簡単なAモード超音波検査法が1970年代後半よりドイツを中心に普及してきた。特に難治性の小児副鼻腔炎の長期にわたる診療において,その適応がある。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.