特集 私のクリニック
3.開業医にとっての連携診療の意義および治療のソフトウェア
朝隈 真一郎
1
1朝隈耳鼻咽喉科医院
pp.351-355
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902564
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はじめに
私は,耳鼻科医になって今年で30年になる。この間,初めの15年間は大学で仕事をし,後の15年間は開業医として働いてきた。ある意味で節目のときを迎えたような気持がする。そのような時期に「私のクリニック」というテーマで原稿を依頼された。日常の診療をしている,その根幹にある理念について書くようにとのお話であった。理念というほどの大袈裟なものはないが,15年の開業医としての活動を振り返って感じている2つのことを述べたいと思う。1つは,開業医として働くうえで他の医師と連携することの重要性,もう1つは診療を行うときの考え方,ソフトウェアの重要性である。これから開業なさる若い先生方のご参考になれば幸いである。
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