目でみる耳鼻咽喉科
舌・口腔底に発生した神経鞘腫の1症例
清水 俊行
1
,
朝比奈 紀彦
1
,
渋谷 恵夏
1
,
小林 一女
1
,
洲崎 春海
1
1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.418-419
発行日 2001年6月20日
Published Date 2001/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902376
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神経鞘腫はSchwann細胞由来の良性腫瘍で,発生部位は頭頸部,後縦隔,後腹膜などに多いといわれている。中でも頭頸部は神経鞘腫好発部位で,全体の約30%を占める。顎口腔領域に限ってみると,その頻度は約4%ほどである1)。そのうち舌の占める割合は約40%で最も頻度が高い2,3)。
今回われわれは,由来神経が同定された神経鞘腫の1例を経験したので報告する。
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