鏡下咡語
医療改革の側面を考える—このままでは官僚支配は地方で支えられる
小池 吉郎
1
1山形県立保健医療短期大学
pp.42-43
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901713
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「鏡下囁語」への原稿を依頼された。これで5回目になる。3回は現役時代,退職後は2度目となる。何故,また依頼されたのか不明だが,編集委員の先生の中で小生の毒舌を書かせようと考えた人がおるらしい事,また本年4月に開校した山形県立保健医療短期大学で,学生の教科書の多くが医学書院発行のものが多い事から,編集部の人達も敢えて反対しなかったのだろうと考えたが,間違いであればお詫び申し上げる。
大学を退官してもう3年半となり69歳の老齢となったが,退官後,山形県庁に入り,山形県の医療問題に少し関与していたが,医療短大発足と共に,知事より学長に転出して下さいと言われ,今日に至っておる。この年になると気力・体力も減退し,早く辞退したいと常に思っておる。ちなみに,山形県地方公務員では私が最年長で,知事は67歳と私より2歳若い。老害と言われるのが最も厭で自分の行動に常に注意を払っておる。もちろん非常勤の人で最年長の76歳の人が県庁内に時々出勤されておられるが,常勤職では私の年齢が最も高い。もっとも,県会議員では70歳を過ぎた人が数人おられるが,これは非常勤みたいなものだろう。
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