連載エッセイ 【Klein aber Mein】・21
頸反射—福田 精教授を偲んで
浅井 良三
1,2
1神戸大学
2兵庫医科大学
pp.346-347
発行日 1996年4月20日
Published Date 1996/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901351
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弓を弾く姿勢に頸反射の基本を見る。かつて福田精君が大学院学生の頃,星野先生からMagnusのKörperstellungを頂いてこれを研究するんだと云うていた。彼は柔道マンだから運動についてKörperstel-lungをやるんだと云うていた。その成果が『運動の姿勢』という名著である。
Körperstellungを追試すると,赤ん坊が仰臥位,両手両足freeの位置で頭を持って左方へ捻じると左上,下肢をのばし右上,下肢を屈曲する頸反射の定型的姿勢をとる。
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