Japanese
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講座 頭頸部外科に必要な局所解剖・19
喉頭(2)喉頭軟骨と喉頭筋
Larynx (2)
佐藤 達夫
1
,
坂本 裕和
1
1東京医科歯科大学医学部第2解剖学教室
pp.556-565
発行日 1995年6月20日
Published Date 1995/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901159
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喉頭は空気の通り道であるから,原則として開いたままでなければならない。したがって軟骨で囲まれている。喉頭軟骨は筋に付着部を提供するほかに,軟骨相互が頑丈な靱帯状の膜で連絡しており,軟骨・靱帯性の筒状の枠組がつくられている(図1)。この筒は,全周が軟骨で囲まれているわけではない点で,気管と似ている。しかし筒が内外二重になっているところが気管と異なるのである。
外筒は輪状軟骨,甲状軟骨,舌骨の組み合わせであり,三者の間に輪状甲状靱帯と甲状舌骨膜が介在する。内筒は,輪状軟骨,披裂軟骨,喉頭蓋軟骨のシリーズで,弾性円錐と四角膜が連絡役をつとめている。
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