特集 耳鼻咽喉・頭頸部の画像診断―最新知見と将来展望―
【各論】 研修医から専攻医のための最新画像診断
喉頭
平野 愛
1
Ai Hirano
1
1東北大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
画像診断
,
喉頭
,
CT
Keyword:
画像診断
,
喉頭
,
CT
pp.206-210
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000969
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はじめに
喉頭疾患の診断において最初に行うべき最も重要な検査は,喉頭内視鏡検査である。喉頭内視鏡検査では,病変の部位や表面の性状,大きさや麻痺の有無などを観察することができる。声帯の病変ではストロボスコピーで声帯の粘膜波動や声門閉鎖を観察することにより,病変の硬さ,発声時の声帯の位置などを詳細に把握することができる。しかし,疾患によっては治療方針を決定するうえでCTやMRIなどの画像検査により病変の深達度や軟骨との位置関係などを把握することが必須である。
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