トピックス 嗅覚障害
嗅覚障害の画像診断
洲崎 春海
1
,
青木 彰彦
1
,
杉田 公一
2
,
工藤 裕弘
3
1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2国立病院医療センター耳鼻咽喉科
3日赤医療センター耳鼻咽喉科
pp.735-738
発行日 1990年9月20日
Published Date 1990/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900126
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はじめに
嗅覚障害症例を診断する上で,鼻副鼻腔の状態を把握することは重要である。画像診断法は嗅裂部および副鼻腔などの病態を知るのに有用な検査である。嗅覚障害の画像診断法としては,鼻副鼻腔普通および断層X線撮影,嗅裂部造影X線撮影,X線CTがあり,最近では,MRIが導入されようとしている1)。
本稿では,嗅覚障害症例の画像を呈示し,上記した画像診断法の有用性と読影上注意すべき点について述べる。
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