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特集 必携! 唾液腺診療 虎の巻
《非腫瘍性疾患の診断と治療》
ガマ腫
Diagnosis and treatment of ranula
鈴木 貴博
1
,
太田 伸男
1
Takahiro Suzuki
1
,
Nobuo Ohta
1
1東北医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科学
キーワード:
ガマ腫
,
OK-432
,
硬化療法
,
舌下腺摘出
Keyword:
ガマ腫
,
OK-432
,
硬化療法
,
舌下腺摘出
pp.630-632
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203749
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POINT
●ガマ腫は,MRI T2強調画像において口腔底や頸部の間隙に進展する高信号病変として描出され,凹凸のある不正形な形態を示すことが多い。
●手術治療のなかでは舌下腺摘出術が最も有効である。手術の際は舌神経とワルトン管の損傷に注意する。
●硬化療法では囊胞内腔にOK-432を注入する。6週間後に治療効果判定を行い,再増大がみられた場合でも治療の反復により高い治癒率が期待できる。
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